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心の病の声楽療法

国民的要求に応える「声楽療法レッスン」

「目的があって定期的に行くところがある」というだけでも心は解放されます。

それはそのままで「社会参加・社会復帰の第一歩」です。

(個人差はありますが) 療法レッスン開始し、多少とも症状軽減したところから、家庭生活には、大きな変化が!

  この発声法による「ヴォイストレーニング&歌のレッスン」で

1(薬を使っても使わなくてもほぼ関係なく)「ひきこもりから抜け出そうとする」パワーが宿るのはなぜか?

2「精神病や精神疾患の状態がよくなる」のはなぜか?

   ~ 10数年前にこの発声法による有効性が認識されて以来 ~

  実際に「ひきこもり状態から自身を解放すること」「精神疾患を治す」  ことを通じて、このふたつの課題を解明しようとしております。
 
 (精神科医)斎藤環先生との Medical Trial を行ってきている中、多くの「完治・寛解・症状軽減される方」が社会復帰(学会発表)。
  ほとんどの方から「少し症状軽減下だけでも、家庭生活には大きい変化が実現しました」とのお話をいただいております。
(精神科医)斉藤環先生:筑波大学医学医療系社会精神保健学教授

   哲学者ウィトゲンシュタインの言葉を、この場合はどう受けるのか?

 「語り得ぬ(よく判らない)ものについては沈黙しなければならない」
   判らないことについては判らないからと言って遠ざけるものではない。

 「ザラザラした大地にもどれ!」そもそもザラザラした大地とは何なのか?
  現実の (ザラザラした) 世界に出かけ、試しに「この発声法での声楽療法レッスン」を受けてみよう。

心の病の声楽療法

福島で第2回「佐藤式ベルカント発声」講座を開催します。
↓受講生募集チラシ ※クリックすると裏・表とも見られます。2019718142447.jpg
第1回はこちら→ 
 

 

 

 

 

 

 

 

声楽療法レッスン

「声楽療法レッスン」は、精神科医(筑波大学医学医療系社会精神保健学)斉藤環教授との提携の中、「佐藤式ベルカント発声」によるMedical Trial(医療試行)として、完治・寛解・症状軽減においては、具体的で多くの治療成果を上げている精神療法。家庭生活においては「症状軽減しただけでも」周囲の負担は大きく軽減するとの高い評価を得ている。

「日本芸術療法学会」「日本音楽療法学会」において経過と成果を発表。

2017812171529.jpg2017812171433.jpg声楽レッスンご相談
 
 
「声楽療法レッスン」を受けようと思う方は「レッスン申し込みのページ」にご記入の上、送信して下さい。
 
声楽療法士育成
Medical Trial(医療試行)の進展と成果に伴ない、「後継者を育成する必要(斉藤環先生談)があります」とのお話を受け、このたび「後継者=声楽療法士」育成に着手することになりました。
NPO声楽療法協会としても「声楽家の社会貢献」として意義あることと考えております。声楽療法士はなんといってもその基本に「佐藤式ベルカント発声」をしっかり体得した声楽家であることが必須です。お問い合わせください。

誰しも、「うつ病」とまではいかないまでも、ちょっと落ち込んだり、塞ぎ気味になることってありますよね、
そんなとき歌は心を癒してくれます。それを治療法に発展させたのが ”声楽療法” です。
声楽療法(ベルカント・セラピー)とは

「声楽療法(ベルカント・セラピー)」とは音楽療法のひとつで、「声楽レッスンの現場」という実践から生まれ、
劇的な変化を期待できる“治療的効果の高い療法”です。

声楽療法の生みの親である声楽家で指揮者の佐藤宏之氏は、つくばフィルハーモニー合唱団と水戸フィルハーモニー合唱団の
2つの本格的な合唱団を運営・指導又多くの受験生や声楽家に個人レッスンをする中で、心の病を抱える若者たちも
快く受け入れ、他の団員や声楽家とわけへだてなく指導を続けてきました。

やがて、彼らの“別人に生まれ変わったかのような、あるいはそれ以上の劇的な変化”を目の当たりにし
「声楽のテクニック、またその基礎となる佐藤式ベルカント発声法が心のケアに有効である」と確信。
独自の指導方法に専門家の方々のアドバイスもいただき、音楽療法の一分野として確立したのがこの「声楽療法」なのです。

この「声楽療法」の名付け親は、ひきこもり研究の第一人者でもある精神科医の斎藤環(さいとうたまき)先生です。
斎藤環先生は専門家の立場から佐藤氏の声楽指導を見学され、佐藤氏独特の指導方法とその成果に大変な驚きと
感銘を受けられました。

これがきっかけとなり「声楽療法(ベルカント・セラピー)」という新しい療法のアドバイザーとして、定期的なミーティングも持つなど
今後もご協力いただくことになりました。

また、上記のような興味深い結果が出ていることを知った帝京大学医学部心療内科助教授の中尾睦宏先生は、コーラス練習中の「リラクゼーション反応」の研究に脳波、心電図、血圧他多角的な方法により調べたいと佐藤氏の合唱団を訪れました。
週1回計6週間にわたり多くの測定を行い、その結果大変興味深い貴重な分析データをお寄せくださいました。

このような医療分野の研究の一端に携ったことが、佐藤宏之氏の声楽療法研究への第一歩となりました。
声楽療法3つの柱

声楽療法は以下の3つの柱から成り立っています。
 

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この3つの柱を基本軸に佐藤氏は独自の指導法で根気強く生徒たちと向き合います。
レッスンを重ねていくことで筋肉に働きかけて体をつくり、並行して脳も刺激。
いつの間にか様々な心の病が回復へと向かっていくのです。

声楽療法レッスン料
最初のレッスン「カウンセリング&レッスン」後、定期的にレッスンを受講していただきます。
【参考 声楽レッスン料/1レッスン(約40分間)12,000円(含 TAX・ピアノ伴奏者)】
*都内の場合「スタジオ使用料及び諸経費」 3,000円を加算。
 
   ご本人の症状が改善に向かい声楽のレベルも上がった場合、社会性を身につける第一歩として、希望により、「声楽の弟子の会の発表会」や、「つくばフィルハーモニー合唱団などの合唱団練習への参加」や「合唱団公演への出演」が可能になります。

なお、必ず合唱団に参加しなければいけないわけではありません。
 
心の病を抱えた若者たちの劇的な変化について

これまで何人もの心の病を抱えた若者たちが佐藤宏之氏のもとで声楽を学び、社会復帰を果たしてきました。

ほんの一部をご紹介すると、ひきこもりだったY君は合唱団に参加する中で声楽の道にめざめ、難関の音楽大学にも合格。
現在、声楽家を目指しています。

また、有名大学の大学院在学中にひきこもりになってしまったN君は完治後再び大学に戻り、論文を仕上げたところ認められ、
某国立大助手として就職。

この他、自閉症のS君はマンツーマンレッスンの40分間もの間、集中して歌い続けることができるようになり、わずか半年で
合唱団の公演にも出演することができました。
劇的に変化した生徒たちについての佐藤氏のコメント(ニッポン放送より)

「当初私は、劇的に改善した生徒たちに“先生のご指導のおかげで良くなりました!」と、感謝されると思っていたんです。

でも、そんなことは全くありませんでしたね(笑)。
なぜなら、彼らは心の病を抱えていた時期の記憶をすっかり忘れてしまっているからなのです。

あの頃の君はこんな風だったんだよと話しても、“えっ? そんなことがあったんですか?”という感じで、
まるで狐につままれたような表情をするんですよ。

しかし、彼らがここまで変わってくれると、安心して社会に送り出すことができます。

結局、心の病を抱えている時期というのは、別の人格がその人を支配していると思えばいいのであって、
指導者としてはうれしいような寂しいような、ちょっと複雑な気分にはなりますが…。
『声楽療法』ニッポン放送(報道番組)より

山手線、上野駅から常磐線で1時間。
かつて、海軍飛行予科練習生の本拠地だった記念館のある、茨城県阿見町(あみまち)。
霞ヶ浦に面する自然豊かなこの町に、指揮者で二期会のバリトン歌手、佐藤宏之さんのスタジオ「IBSイタリア ベルカント セミナハウス」があります。
ベルカントとは「美しい歌」という意味のイタリア語。
「オペラやカンツォーネ」を歌う時の独特の歌唱法で、18世紀に完成されたと言われています。
佐藤さんのスタジオには、音楽を志す人はもちろんのこと、受験生、趣味やカラオケ大会など、いろいろな目的を持った人たちも発声や歌が上達したいということで通っています。
その様な中、自閉症、引きこもり、発達障害、パニック障害・・・など、様々な精神的な悩みと苦しみを抱えた若い人やその家族が、心の病いの克服ために、佐藤さんのレッスンを受けているのです。 
 
トイレ以外は1年間も部屋から出てこなかった青年が、大学院に復帰。
すばらしい論文を書いて、大学の研究室の助手に合格した。
9年間も乗り物のパニック障害で苦しんでいた青年が、わずか半年で、薬を手放すことができた。
精神科医からいうと、これまでの常識を打ち破る「劇的な変化」が、佐藤さんのスタジオで次々に起きているんですねえ・・・。
 
佐藤さんはもちろん、お医者さんではありません。音楽畑ひとすじ。1947年、福島で生まれました。
小さい頃からバイオリンを習い、ホルンを専攻し、武蔵野音楽大学を出てからはホルン奏者として活躍していました。
「バルカン半島の民俗音楽」の研究でブルガリアに行ったとき、ブルガリア男性合唱などとのおつきあいもあり、その関係者などから、「声がいいね、声楽をやったら?」と勧められ、30歳でイタリアへ。
ここで、佐藤さんの運命を決める奇跡的な出会いがあったのです。
 
フィレンツェのオペラハウスへの貸し切りバス、乗客はほとんど全員イタリア人の中で、佐藤宏之さんは、あるイタリア人に話しかけられます。
「どっから来たんだい? 日本? ああ、そう! どんなオペラが好きなの?」イタリア人の陽気さと、佐藤さんの母のふるさと会津磐梯山に育まれた大らかさが意気投合したんでしょうか、二人は友だちになります。
後で分かったことですが、このイタリア人というのが、オペラの殿堂であるミラノ・スカラ座のトレーナー、アンジェロ・ベルタッキ氏でした。
 
*ろっ骨から出て内臓を支えている斜(しゃ)腹筋(ふくきん)の訓練で、音域が広がる。
*横隔膜の訓練で、信頼性の高い発声ができるようになる。
*鼻腔に響かせれば、無理なく遠くに声が飛ぶ。その他諸々。
 
ミラノ・スカラ座のトレーナー、アンジェロ・ベルタッキに、「イタリアのベルカント式発声訓練」をみっちり教え込まれた佐藤さんは、帰国後、コンサート歌手として、有名なオーケストラと共演やリサイタルを重ねていきます。
そして、40歳も半ばを過ぎてからは、東京芸術大学教授、佐藤功太郎氏のもとで指揮者の訓練。群馬交響楽団で指揮者の修業と続き、チェコのプラハで欧州デビュー。数々のオーケストラや合唱団の指導をするようになります。
 
10年ほど前のこと。佐藤さんが主宰する合唱団の女性メンバーから「息子のことで、ちょっと相談がある」という話がありました。
(音大への進学相談かな?)と聴いてみると、それは大変な話でした。
「大学院生の息子が、一日中寝ている。1年以上も部屋を出てこない」その頃はまだ「引きこもり」という言葉の意味さえよく知らなかった佐藤さんは「気分転換にでも連れていらっしゃい」と答えました。
しかし、やっとスタジオに来た彼は、黙々と足踏みを続けるだけで、どんな音楽を聞かせても無反応でした。
「声を出してみる?」そんな呼びかけに、彼が答えてくれたのは3〜4ヵ月目のこと。もとより、精神科の治療などといった意識はない佐藤さん。一所懸命教えたのは、ベルカント唱法のトレーニングだけでした。
しかし、これが功を奏して、彼は2年後に大学院に復帰、5本にも及ぶ論文を提出し、その後、有名大学の助教として就職しました。
 
『これまでの音楽療法は、α波をうながす癒しの効果を期待するもの。しかし、佐藤さんの発声法はいつの間にか強烈に筋肉を使っている独特の内容ですので、「声楽療法には、良性のストレス」がかかっているということのため、「早く終わりたい」とか「もっとうまく歌いたい」といった刺激が脳の生体機能を高めているのではないか?』 レッスンをしているときの脳波や心電図を調べた結果から、精神科の専門医は、声楽療法に確かな手ごたえを感じています。
 
しかし、長いこと心をおおっていた闇から開放された人たちから、佐藤さんへのお礼の言葉は、ほとんど無いそうです。
「彼らは、心の病を抱えていた時期の記憶をすっかり忘れてしまいます。あの頃の君はこんな風だったんだよと話しても、「何のこと?」という顔をするだけです。
そこまで変わってくれると、うれしいような寂しいような、ちょっと複雑な気分ですけどね・・・」
佐藤さんはこう言って、声楽家の心地よく響く声で笑いました。
 
◆ 今日のお話に関心をお持ちの方は、「イタリアベルカントセミナハウス 佐藤宏之 オフィシャルページ」というキーワードで、検索してください。
「宏之」の「ヒロ」は、「うかんむり」の下に、カタカナの「ナ」「ム」と書く「宏=ヒロ」。「ユキ」は、平仮名の「え」のような「之=ユキ」です。
 
◆ 佐藤宏之さんのオフィシャル・ホームページが見つかりますから、ページ中央にある「声楽療法」の部分をクリックしていただくと、詳しいことが分かります。
 
◆ 電話でのお問合わせは <029-887-2394>
FAXでは<029・887・7233>までどうぞ。
ホームページには<メール・その他>の問い合わせもありますので、ご覧下さい。
心と体の密接な関係(NHK放送より)

手先をよく使うと認知症になりにくいとよく聞きますよね。
それと同様に、歌う筋肉を使うと脳を刺激し、心の病等の症状が改善していきます。

歌うのも悪くないとか音楽に興味のある方なら、どなたでも効果が現れます。
レッスンは、生徒さんのレベルに合わせたものですが、意外に早く声が出てきます。

この過程で脳に大きな刺激が行き、同時に歌への好奇心や向上心が生まれ、日々の生活にも活気があふれてきます。

アンジェロ・ベルタッキ氏は、ミラノ・スカラ座、ニューヨーク・メトロポリタンはじめ、最近では「イタリアオペラ」として
来日しているオペラ歌手を多数輩出しているトレーナーで、ヨーロッパでは大変知られた存在です。

佐藤宏之氏は声楽家・舞台人・声優・ボイストレーナーなど、声を生業とするプロフェッショナルのための本格的レッスンを
「阿見音楽スタジオ(茨城県)」にて行っております。
また、宿泊施設を完備した「高湯音楽スタジオ(福島市)」にて、「佐藤式ベルカント発声法」を集中的に学ぶ合宿や、指導者育成プログラムの開催も予定しております。

声楽家を目指している方には、イタリアへの留学や、音大受験生への指導も行っています。
主宰者について
佐藤宏之 Bariton二期会会員「佐藤音楽studio」主宰

■ いばらきスタジオ・都内田端スタジオ・福島高湯スタジオにおいて、

声楽家の育成・再教育、受験生及び、音大生、実力ある声楽家への“Voice training発声トレーニング”
欧州の音楽大学合格を目指す米国からの受験生や、欧米からの外国人
趣味の充実を求める方々など

プロ・セミプロ・アマチュア及び外国人の歌い手を「佐藤声楽studio」で育成してきている。

■日本芸術療法学会会員。日本声楽療法協会主宰。

 
佐藤宏之のプロフィール

● 声楽家・声楽指導者として 

NHK交響楽団(宮内庁雅楽部笙奏者)の薗清隆氏に師事。
武蔵野音楽大学器楽科卒業後、イタリア留学(国立パルマ音楽院声楽科)。  

元スカラ 座トレーナー アンジェロ・ベルタッキ Angero Bertacchiに師事。
帰国リサイタルは音楽関係各誌で好評。

主にコンサート  歌手として日本の主要なオ ーケストラと共演。
リサイタルも回を重ねている。

● 指揮者として

指揮法を佐藤功太郎氏に師事。オペラ副指揮を歴任。バッハ作曲「管弦楽組曲」で指揮者デビュー。
プラハでのジュネス音楽祭の指揮者  に選ばれ、チェコフィルメンバーによる「ジュネス音楽祭記念オーケストラ」を指揮し欧州デビュー。

茨城県明野町芸術監督、日本航空合唱団常任指揮者、中国瀋陽音楽大学客員教授を歴任

新星日本交響楽団、神奈川フィルなどを指揮。群馬交響楽団の弦のメンバーとの現代曲等を指揮。

ブダペストに招聘され「ドホナーニ管弦楽団」「ブタペスト放送合唱団」「ハンガリー少年少女合唱団」による大がかりな編成
(ブタペストのリスト音楽院大ホ-ル)での「カルミナ・ブラーナ」を指揮、カーテンコール7回、アンコールの「ハンガリー舞曲」には爆発的  拍手を受けるなど大好評。

以来、欧州での指揮活動は、アイルランドや、チェコなどで行っている。

● 現在

東京ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団常任指揮者  茨城県民オペラ協会音楽監督。

つくばフィルハーモニー合唱団代表・音楽監督  「グレーターつくば」オペラ劇場総監督。心の病の声楽療法

声楽療法レッスン

「声楽療法レッスン」は、精神科医(筑波大学医学医療系社会精神保健学)斉藤環教授との提携の中、「佐藤式ベルカント発声」によるMedical Trial(医療試行)として、完治・寛解・症状軽減においては、具体的で多くの治療成果を上げている精神療法。家庭生活においては「症状軽減しただけでも」周囲の負担は大きく軽減するとの高い評価を得ている。

「日本芸術療法学会」「日本音楽療法学会」において経過と成果を発表。

2017812171529.jpg2017812171433.jpg声楽レッスンご相談
 
 
「声楽療法レッスン」を受けようと思う方は「レッスン申し込みのページ」にご記入の上、送信して下さい。
 
声楽療法士育成
Medical Trial(医療試行)の進展と成果に伴ない、「後継者を育成する必要(斉藤環先生談)があります」とのお話を受け、このたび「後継者=声楽療法士」育成に着手することになりました。

NPO声楽療法協会としても「声楽家の社会貢献」として意義あることと考えております。声楽療法士はなんといってもその基本に「佐藤式ベルカント発声」をしっかり体得した声楽家であることが必須です。お問い合わせください。

ひきこもり支援の事例

「ひきこもり」といわれている方々への〝佐藤式ベルカント発声〟による声楽レッスン」による支援では多くの事例・症例に出会うことがありました。こんな事例もあります。

 
1)10数年間のひきこもり。33歳の男性。ひきこもり歴13年。
ある程度親子の会話はできるようになっていたらしい。治って社会復帰、仕事が見つかってから父親が言うには、「高校生当時のクラブは吹奏楽部、音楽は好きだと思ってはいたので、この療法レッスンのことを話した」ところ(時間はかかったが)親の説得に応じ「そこまで言うなら行ってやるけどうまくいったらどうするんだ。歌よりバイクがいい」という言葉が出ていたような、なんとなく恩着せがましい様なことだったらしい。
 
親は、それに対し「ひきこもりをやめて仕事に就いたら、バイクに乗ってもいい。でも仕事に就かなかったらバイクはダメだ」というような内容のやりとりがあったそうだ。
 
「じゃあ判った。その声楽療法を(親の言う条件は魅力的だったので)やってもいい」ということになり始めることになったとのこと。バイクという動機もあってか、少しづつながら歌のレッスンは順調で、音域が拡大それなりに歌うようになり、レベルも上がるという事にはなっていった。
 
3年ほどたった頃から目が冴えてきたように思えたので、英語の暗記も課題として、毎回ワンセンテンスを暗記ということにした。「英語は嫌いではない」「英語で話をできたらいいと思っていた」「口を動かしていると気持ちがいいような気がする」などと言いはじめ、半年くらい経った頃、自分から、ある会社のアルバイトに応募。行くことになった。
 
そこからはなんとなく回復。現在では、その会社の管理職として生活は軌道に乗っているようだ。たまに「出張できているホテル、富士山がよく見えて気持ちがいいとメールをよこしました」などと親から報告があった。
普通は報告はないものだが、(親からはまた引きこもりになると心配なので報告しますとのこと)その報告もなくなったので、完全に普通の生活を送っていると思われる。
 
2)統合失調症:母が「いいかもしれない」というので、この「ベルカント発声法」でのレッスンを受けることになった。初めて来たときは、佐藤先生がお互いの自己紹介の後で、すぐレッスンに入ったので、拍子抜けがした。
(それまでは、「早く仕事をしなさい」とか「親に心配かけるな」などいろいろ言われていたので、当然その様な言葉が来るものと思っていたそうだ)
この人は、レッスンの進展と共に、幻覚症状がなくなって行った。現在はトラック輸送の運転助手の仕事に就いている。
 

心の病の『声楽療法』にご興味がある方へ

声楽療法の第一人者、佐藤宏之が直接、不安な点・疑問についてお答え致します。
お申し込み・ご相談はこちら!

セラピー・講演のご相談1)レッスンを受けようとする場合、
直接お電話(携帯電話、090-5555-7700)いただいても大丈夫です。
2)NPO法人「IBS国際声楽療法協会」の発足に伴い、
現行の「3曲コース」レッスン料 15,000円に加え
新たに「1曲コース」レッスン料 10,000円  を新設しました。

佐藤式ベルカント発声法とは

1)佐藤式ベルカント発声法とは、イタリアのミラノ・スカラ座第二黄金期の発声トレーナーとして著名なアンジェロ・ベルタッキのもとで声楽修行を積み、帰国後、筑波大学医学部橋口惇一講師監修のもと解剖学・運動生理学研修により、発声を組織的効率的なものに構成したものです。この発声法より多くの声楽家を輩出する中、新たに開発した「声楽療法レッスン」により、20年ほど前から「引きこもり」を初め「パニック障害」「不安症」「うつ」「統合失調症」等、多くの難しいと言われる精神的諸問題を着々と「完治・寛解・及び症状改善」し、その実績を積み上げてきておりました。

2)「佐藤式ベルカント発声法」による声楽療法は、いわゆる精神療法に言う「歌うと気分が良くなる」とか「歌うとスッキリする」などということにとどまらず、精神の諸問題から精神疾患までの全快・治癒を目的とするもので、多くの方が「完治」「寛解」「症状軽減」しております。

3)この「声楽療法」は当初は神秘的なものとして受け止められ「不思議だ」とか「佐藤先生の門下生(弟子)の会の名称が<魔法使いの弟子>だから、ひろゆき先生!まさか魔法を使ったんじゃないでしょうね・・・」などと言われておりました。が、2002年(平成14年)からは、斎藤環医師(筑波大学大学院社会精神保健学教授)との医療試行(Medical Trial)を通じて理論的・実践的に深め、2010年日本芸術療法学会や2011年日本音楽療法学会で発表するなど顕著な成果を上げてきました。参)学会発表:完治50%、寛解20%、症状軽減20%。

4)昔から「大声で歌うこと笑うことは精神がスカッとする」等と言われてきましたが、それを効果的・効率的に実践するのが「佐藤式ベルカント発声法」で、これも長い歴史の中で刷り込まれてきたいわゆる自己回復力や再生能力を刺激するものだと考えられる。

5)この発声法は、スタジオにおける「声楽レッスン・声楽療法レッスン」、そして病院における患者の皆さんへのレッスン、高齢者の健康法としても、大変有効的であるとの結果を出しております。参)講演ご案内をクリック。
 

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