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合唱団員募集

合唱団員募集

ノバホール つくば・水戸フィルハーモニー合唱団 演奏会
~ ハイドン作曲オラトリオ「天地創造」を聴いて ~

 福島市 pianist 柳沢 慶子

数年前、福島県民文化センターでの第九演奏会が催されました。
オーケストラ指揮者は佐藤宏之先生、1800席ですが、当日は「満席のため当日券は出せません」という張り紙が出るほどの人気でした。

 私は「合唱団練習ピアニストとして」とのお話で参加しました。
そのご縁で、5月のGoldenWeek福島の吾妻山中腹800mにある、佐藤先生の「高湯音楽スタジオでの合宿に、合唱団練習ピアニストを」との連絡があり、約10人ほどでしたが、初めて、つくばフィルハーモニー合唱団の音を聴くことになり、合唱指導はどの様にしているのかをつぶさに知ることになりました。
夏のことですから高原の山風は、すがすがしさいっぱい!気持ちのいいお仕事でした。

 一方、合唱練習の印象は「団員それぞれは声が出ているけれど、凸凹バラバラという状態、これでいいのかしら全然揃っていない、あれーっ?」率直に云って・・・・・・・・・XXXXXXXというものでした。

 その後しばらくして、ご招待いただきましたので、演奏会本番にはどの様なことになっているいるのだろうと興味津々、新幹線とつくばTXで、つくば市ノバホールに行きました。

 オーケストラの演奏に始まり、合唱が歌い出す。「エエエーッ!!すごい!練習の時あんな凸凹バラバラだったのが、こんなになっているの?」という驚きです。

箇条書き的に今回の感想を書きました。

1)音量の幅が非常に大きく広くダイナミックな展開のすごみ。あの発声と倍音の大いホール一杯に響き渡る独特の音色は何!「歌っている人自身が豊かな響きの振動になっているのでは」が感じられ、すごく新鮮なものでした。
 
2)演奏者全員、身体の力が抜けていて必要な瞬間に必要な音量が出せる。「あの人数でならこのくらいの音量という想定」とは全く異なる世界。そうだ!イタリアオペラの世界!というならこれか。

3)ベルカント発声法?「日本ではまず聴けない(倍音の多い)豊かな響き。合唱団の音質にも。要するに柔らかさがあるのです。「来日したオペラの合唱はあんな響きだった」

4)舞台衣裳の色彩感覚が素晴らしかった。あの怪しい色彩は天地創造的!全体が黒に濃紺のスカーフなんて誰も考えつかない。誰の発案?楽譜のエンジ色がきれいにマッチして、何か和服の色彩感覚のようでした。

5)プロオーケストラ「東京ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団」指揮者、佐藤宏之さんとの息は合っていて総て自然に音が展開。あのステージを作り上げている音楽についての考え方が、将に国際標準。ピアニストながら私も欲張り!ぜひこのような合唱団を創り上げて行きたいと思いました。

その時は「福島フィルハーモニー合唱団」だと思っております。

 福島市 pianist 柳沢 慶子

 

 

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